窓 |
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日本古来の建築様式を意識して、開口部を大きく取っている。開口部少なめの北側と西側も、夫は窓の形、位置にこだわっていた。
展示場で使っていた2700の2枚建掃きだし窓は、広々として気に入ったので、リビングとファミリースペースに使った。 窓ガラスには防犯ガラスを選択した。防犯ガラスは、板ガラス、空気層、合わせガラスで出来ていて、合わせガラスの間に特殊フィルムがあるので破壊しにくい。 しかし、室外側が板ガラスなので、外から破壊すると板ガラス部分は簡単に割れる。室内にガラスが飛び散らないことを考えての構成なのだろうか。 防犯ガラスの方が、標準のハイカットペアガラスより価格が高い。そこで、費用削減のために、面格子を設置した窓はハイカットペアガラスにした。 面格子は見た目が良くないが、防犯を気にしないで開けっ放しに出来るから便利。 玄関吹き抜けのFIX窓は防犯ガラスがなかったので、これはセコムのガラスセンサー(破壊を感知)を付けることで対応した。 |
![]() セコムのガラスセンサー。 |
私は出窓が好きで、ぜひ設置したかったのだが、出窓にはシャッター設置不可能、防犯ガラスがない、面格子設置不可能で、却下されてしまった。 夏の夜に窓を開けて寝られるように、各部屋に縦すべり窓を増設したので、窓の数はかなり多くなってしまった。 窓全部カーテンを取り付けたらカーテンの開け閉めが大変なので、ほとんどの縦すべり窓は霞にしてカーテンを省いた。費用節約でもある。 |
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サッシ |
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サッシにはアルミサッシとアルプレックスサッシがある。アルプレックスサッシは断熱性が高く、結露しないのが長所。見た目も高級そうだった。
しかし、樹脂は劣化するものだと思っているので、耐久性に期待できないと思い、アルミサッシにした。 全部、アルミサッシにするつもりだったが、アルプレックスサッシしかない窓(フルオープンサッシ、子供部屋の下部FIXトール窓)があるので、 わが家にはアルミサッシとアルプレックスサッシが混在している。 冬場、アルミサッシは結露する。アルプレックスサッシは結露しにくいが、全く結露しないわけでもない。 ずっと窓ガラスの結露に苦労していたので、私は、窓ガラスが結露しないならサッシが結露しても気にならない。 また、実物のアルプレックスサッシは、期待に反してプラスチックっぽくて、がっかりした。 |
![]() 子供部屋のアルプレックスサッシ |
シャッター |
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設計当初は、シャッターが付けられていた。 シャッターを付けても、おそらくわが家は毎日開閉することはなく、閉めるのは台風のときくらいだろう。 また、ダイニングのフルオープンサッシと、連続窓の東側4つの窓にはシャッターを取り付けられない。 そこで、S店長から「防犯ガラスだからシャッターはなくても大丈夫でしょう。」と提案され、シャッターは付けないことにした。 シャッターも雨戸もない築35年の熊本の実家も、台風で窓ガラスが割れたことがないので、大丈夫だろうと思った。 考えてみれば、実家の窓ガラスは表面積が小さかったのだが、この頃は窓ガラスの強度に関しての知識は全くなかった。 気になるのは飛来物くらいだった。 |
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ドア、収納 |
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プライベートドアはPB-3で、レバーハンドルはゴールド。色はすべて床と同じモルトブラウン。 2F北側洋室は、話の流れからランマドアになってしまい、だからそこだけレバーハンドルの形が違う。 風通しを考えてのランマドア選択だったが、夏はドアを開けっ放しにしていたし私はその部屋で寝なかったので、ランマドアでなくても良かったかもしれない。 光を通すために、キッチン出入口とリビング出入り口はパブリックドアの引き戸。 鍵は、トイレ、脱衣所、2Fの個室全部に設置した。 収納扉は、最初から全部折戸(フリー可動タイプ)で設計されていて、他の扉は検討もしなかったように思う。 存在することにも気づいてなかったかもしれない。 ドアや収納扉の表面は木目シート。これは遠目には良いが、近くで見ると印刷とはっきりわかる木目模様で、私は嫌いだ。 でも、ダークショコラの玄関収納も木目シートなのだが、近くで見ても嫌ではない。 ドアや収納扉もダークショコラにしていたら、気にならなかったのだろうか。 |
![]() ランマドア |
ドアや収納扉の上下は、O監督が言うには”ぶった切り”状態。木目シートは貼ってなく、触るとザラザラする。 建築中には取り扱いに気を使うそうだが、生活上でも掃除機のヘッドを引っかけてしまう時がある。 引っかけるとササクレみたいに、上にはがれてしまう。きちんと処理をして欲しいものだ。 ちなみに階段下収納扉の上には、ちゃんと木目シートが貼ってある。 階段から扉の上が見えるからなのだろう。 カタログの写真を良く見ればそうなっているのだが、設置されて始めて収納棚は扉から約20センチ引いていることに気がついた。 奥行60センチ収納は棚板奥行40センチで、すごく狭く感じる。奥行60センチ収納なら、布団を3つ折りにして入れられると思っていたのに、当てが外れてしまった。 わが家にはないが、奥行40センチ収納だと棚奥行は何センチなのだろうか。 収納の棚はスチール製。丈夫だがとても重い。子供部屋の収納可動棚は幅が120センチもあるから、棚移動の時は一人では重くて出来なかった。 棚移動が簡単に出来ない可動棚は不便。 |